遊牧民

窓の外の林檎の下で
初めて出会った雪の豹
白い体と戯れて
あれから幾年たつだろう

愛の電話で写された
君の姿を眺めてる
愛の雲から降りてくる
少し大きな板の上で

今度こそ君に会うよ
きっと君に会いに行くよ

君の薄い体を抱いて
僕は街を一人歩く
輝く銀のその光は
遊牧民へと誘うよ

巨人

巨人がいる。

決して体の大きさを言っているのではない。

目的に向かって何をすべきかを常に考えている彼の姿は、私にいつも一歩先をみる事の大切さを教えてくれる。

彼はその意思の強さにおいても私など及びもつかぬ程の強さを持っている。

彼の続ける力は日々の繰り返しが大事なんだと言うことを私に教えてくれる。

彼はブロガーである。
彼の発信する情報は読む人に発見や共感を呼ぶ。

彼はプランナーである。 彼が企画したイベントは常に笑顔で満ちている。

彼はランナーである。 彼が走り続ける日常は誰かの共感を呼び応援の声がやまない。

もちろん彼も一人の人間であるからには、悩み苦しんでいるだろう。
しかし彼はその悩み苦しみさえみなと共有し、自分の力とする。
そこから湧き出る何かを彼は常に具体化しようとしている。

まさに巨人である。

彼は私より歳下であるが、私は彼を尊敬している。
彼と同じ高さの精神でありたいと思っている。 もちろん彼の生活の真似をして、とかいう意味ではなく考え方としてという意味で、だ。

背伸びする必要などないんだと彼はいつも教えてくれる。
かしこまる必要などないんだと彼はいつも語りかけてくれる。
まずは素の自分を見つめそこから始めるのだと彼は教えてくれる。

私にはまだそれが何なのかはまだわからないし、もしかしたらずっとわからないのかもしれないけれど、そのヒントを見つけに彼に会いに行く。

私は彼に会うのが好きなのだ。
こんなみすぼらしい中年男から会うのが好きだと言われても彼も困るであろうが、事実だから仕方ない。

彼と会う時は素の自分でいられるのだ。
それは彼の精神の大きさがそうさせているのかもしれない。

素の自分でいられる事が好きなのだ。

巨人がいる。
彼に会いに大阪に行く。

中学生の私へ

最初に結果を伝えておこう。

私は、君が夢見ているフォーク歌手でも小説家でもない。

普通の極々普通のサラリーマンだ。

がっかりしたかい?

君が高校生になった時、自分よりギターも歌もうまい奴が世の中には沢山いて、しかもそれが同じ学校にいるなんて想像もつかないだろう。
多分高校に入ったら君はちょっとだけギターを弾ける奴程度であったことに気づく。

具体的にいえば、近いうちにとあるコンサートに参加した君は自分の下手さ加減にギターをやめようと思う事だろう。
しばらく立ち直れないほどショックを受けるはずだ。

そして、別の日には、同じクラスの友達が書いた短編小説の出来にとても驚き、自分の書いているものは小説ですらない駄文であった事を痛感するだろう。

そして君はそれらの夢を諦める事になる。

君の挫折の大きさは私が一番知っているよ。
だけどその挫折は君が必ず経験しなければならない出来事なんだ。

その事を君に伝えようと思ってこの手紙を書いている。

今私は普通のサラリーマンとして、家族と共に生活している。

君が嫌悪していたお酒も毎日嗜んでいる。

でもね、それは君が思っているよりとても素敵な事で、毎日家族と暮らせる幸せを私は痛感している。

息子(!)と共に電車にゆられ旅をする楽しさ、妻(!)と会話する何気ない日常。
これら全てが私の守るべきものであり、宝なのだ。

君の両親がいま懸命に戦っている生活という何かと私も戦っている。
自分の幸せを守るために、だ

その事に私は充実感を持っている。

想像できないかもしれないが、私には日本全国に友人がいる。
歌やギターでつながった友人、酒飲み友達、サラリーマンになってから出会う先輩たち。
私はそんな友人たちと今も交流を続けている。

そして、そんな毎日がとても楽しい。

君は今持ってる夢は諦めざるを得ないが、その代わりもっと素敵なものを手に入れることになるんだ。
家族、友人、先輩、師匠。
数え切れないほどの大切なものを手にするだろう。
君が手にするその大切なものは、君が過ごして来た時間によって手に入れられるものだ。
これから君が経験する挫折はきっとどこかで役に立つ。

もちろん私だってこれからも挫折を経験するだろう。
でもそれは時間を経て自分の財産となるはずだ。

私が君に伝えたい事はたった一つ。

たぶん人生に無駄なことなんかない。
だから思い切り悩んで苦しんで時間を過ごして欲しい。

それを伝えたくてこの手紙を書いたんだ。

私からの手紙はこれで終わりだ。
君が素敵な経験を送れる事を願ってやまない。

追伸
私は今iPhoneという通信機器を使ってこの手紙を書いている。
これは電話であり手紙であり音楽プレイヤでもあり、ゲーム機でもある。
なんの事だかわからないだろうが、電話を持ち歩く時代がくるってことだ。
君の好きな特撮映画みたいだろ?

そして、君が今書いてる駄文(失礼)と同じような事を今もblogとして私は書いている。
心配しなくても文章力などは成長しない。 今の君と同じようなもんだ。
だけど何かを書き続ける事が出来てる事は、伝えておこう。

あ、そうそう もう一つ。
君の好きな長渕剛は石野真子と結婚し(!)離婚し(!)そしてビジンダー(!)と再婚する。
ビジンダーだぜ?凄いだろ?
これはびっくりするよね。

あまり長い手紙になってもいけない。
また書く事があるかもしれないが、今回はこれで終わるとしよう。
ではまた。

やりたい事とやらなくてもいい事

とある方と話をしていて、ちょっとぐっときた言葉をもらいました。
その方は会社を経営されながら、地域組織の役員などもやり、その上でご自分の趣味も思う存分楽しまれ、いつも軽やかに生きている、まさに人生の達人だと私が思っている人です。

私が「やりたい事はいっぱいあるけど、時間的にも精神的にも制約が多くてなかなか前に進まない」的な話をしていた時の事。
その方はふと言いました。

「やらなくていい事をやらなければいいよ」 「やらない事を決める事が大事」

例えばその方はある日からゴルフをやめたそうです。
もともと好きでもなかったそうですが、ある日「ゴルフはもうやらない」と決めたそうです。 仕事のお付き合いもあったのですが、やらないと決め、お誘いも理由を述べてお断りしているとの事。

他にも幾つかやらないと決めた事があるそうですが、そうする事でやるべき事をやりやすくなったと言われました。
確かにやらなくていい事を除いていけばやりたい事のみになってきます。

もちろんやりたくないけど、やらなくてはならない事はやる。
だけどやらなくてもいいものはやらないと決める方がスッキリしていいですね。
やりたい事をやる為にはあれを片付けて、あれをやってからこれをやって・・・ だんだんこんがらがって行くことも多いです。

一日の中で、又は一年の中で、やらなくてもいい事をリストアップして、やらないと決める。
そうする事が大事なんだとその人はいいました。

ライフハックな方々が当たり前に実践されている事ではありますが、あらためて人生の達人から教えられた言葉がすっと私の耳に入って来ました。

私も「やらなくてもいい事」をリストアップしてみようと思いました。
以前別の賢人から「夜考え事をしてはダメ」 「早起きして考えなさい」 という教えをいただいたのを思い出したので、明日の朝、早起きして考えようと思います。

考えてみると、今までも私は沢山の人生の達人、賢人に教えられたきました。
素直にその方達の言葉を受け止められる自分であったかというと変に格好をつけたり、反発したり。
耳を閉ざしていると聞こえるべき声が届かなくなる。
もっと人のいうことに素直になりたい、そんな風に思った一日でした。

結論 世間は賢者で満ちている。その言葉を素直に聞こう。